この記事では「家の売却を考えている」方にぜひ知っておいてほしいことをまとめました。
この記事を読む事で家を売却するまでの流れを詳しく理解し、損をせずに家を売却することができるでしょう。
家を売却をする際、大切なのはズバリお任せする不動産会社選びです。
なぜなら、担当の営業マンやお任せする不動産会社によってあなたの家の売却価格が変わるからです。
良い不動産会社や担当者に巡り合うためには、複数社に見積もりを取る事が重要です。
複数の不動産会社とやり取りをすることで比較することができ、良い不動産会社を見極めることができるでしょう。
目次
【家売却】不動産会社によって家の見積もり価格が異なる
家の売却には2種類の方法があり、売却方法により価格が大きく異なります。
大きくわけると「仲介」か「買取」の2種類の方法です。
さらに不動産会社には大手、中小とさまざまありますが『特化している地域』『取り扱う物件の種別』などの得意分野がそれぞれあります。
仲介
一般的に家を売却する時はこちらの『仲介』になります。
不動産会社に家の価格査定をしてもらい、不動産会社を通して買主を探し、仲介を行ってもらう方法です。
不動産会社によって、査定の金額や、売却に向けての戦略の違いが生じるので比較して検討する必要があります。
買取
一方、不動産会社に直接家を買い取ってもらうのが『買取』です。
不動産会社は、買い取った家を再販して利益をあげるので、仲介で売却するよりも売却価格が1〜3割ほど安くなる傾向があります。
「安くてもいいから、とにかく手間をかけずに早く手放したい」場合には買取を選択すると良いでしょう。
不動産会社によって得意な分野がある
不動産会社にも、得意分野や強みがあります。
例えば、『近隣の賃貸物件の仲介をメインに行っている不動産会社』や『マンション売買の仲介が得意な不動産会社』など。
できるだけ、自分の売りたい物件を得意とする不動産会社に任せるのが理想ですね。
しかし、不動産会社は得意とする分野を掲げていることはあまりありません。
不動産会社に、「物件の売買実績」を聞いてみたり、不動産会社のHPを見ることで得意とする分野を知ることができるでしょう。
【家の売却】4つのステップ
①希望価格を決める【家の相場を知る】
②査定
③媒介契約(仲介をしてもらうための契約)
④売却活動はじめる
⑤売買契約締結・物件引き渡し
詳しく見ていきましょう。
希望価格を決める【家の相場を知る】
まずは家の売却希望価格を決めておきましょう。
いまは簡単にインターネットで、「ご自身がお持ちの家と同条件の物件がいくらで取引されているか」を調べることができます。
国土交通省が出しているこちらの不動産取引価格情報検索では、実際に取引された事例が掲載されています。
ご自身の売却予定の物件とエリアや条件がが近いもので検索すると、どれくらいの金額で取引されているかがわかります。
相場を知っておくことで、希望の売却価格の目安も出せるでしょう。
「近い条件の物件が無い」、「自分の家が実際にいくらの価値があるか気になる」方は下記のリンクから無料一括査定をご利用ください。
すぐに売却をする予定でなくても、見積もりだけでも可能です。
不動産会社に見積もりを依頼することで、売却に必要な諸費用なども知ることができるので計画を立てやすくなるでしょう。
査定
不動産の一括査定を申し込むと、複数の不動産会社から直接連絡がきます。
査定方法には、机上査定(簡易査定)・訪問査定の2つの方法があります。
机上査定(簡易査定)は、住所や築年数、間取りなどの最低限の情報を伝えるだけで簡単に査定することが可能です。
訪問査定は、実際に不動産会社が自宅へ訪問し物件の状態を確認したうえで査定をします。
まず机上査定で数社に絞り、その中からスケジュールを調整し訪問査定を行うのが一般的です。
売却前に確認しておくこと
残債ローンについて
住宅ローンでご自宅を購入された方はローンの残債を確認しておきましょう。
通常は、金融機関から毎年送られてくる年末残高証明書で確認することができます。
家を売却する際には、ローンを完済している必要があります。
「残債があると家が売却できない」ということではないので、ご安心ください。
家の売却で得た金額でローンを返済することが可能です。
ちなみに、家の売却で利益が出なかった場合には税金はかかりません。
むしろマイホームの売却は優遇され、さまざまな特例が設けられています。
利益が出る場合には、適用になる控除を事前にチェックし有利に活用しましょう。
家の査定方法
家の査定価格とは、約3ヶ月以内で売れる可能性の高い価格のことです。
では、不動産会社はどんな情報を元に査定価格を決定しているのでしょうか?
各不動産会社は、近隣で売買された類似物件の成約価格をもとに、売却する物件の状態(築年数、日当たり、間取りなど)や現在市場で人気のあるエリアや物件タイプか、などを加味し査定価格を算出します。
そしてここで算出した査定価格を参考に売主の希望価格も考慮したうえで、実際に売り出す価格を決定していきます。
各不動産会社の売却の実績や、得意な地域なども調べておくと良いでしょう。
ご自身の売却までのスケジュールがあるならそちらも考慮し、現実的に素早く売却できる不動産会社を選ぶのがベストです。
査定額をアップさせるためにできること
補修や修復履歴は説明できるように、整理しておくこと。
家を売るというのは当然ながら買う相手がいるということです。
買主の方は「購入後の修繕や補修がどのくらい必要になるのか」ということも考えて物件を選んでいます。
「ここに住みたい」と思われるような物件なら、高い価格で売れる可能性は高くなります。
媒介契約【売却に向けて不動産会社とすること】
・媒介契約(仲介をしてもらうための契約)
・売却価格の設定
・宣伝、内覧対応
・価格交渉
・契約書や決済などの手続き
一般的に売却を依頼された不動産業者は、レインズ(Real Estate Information Network System)という国土交通大臣から指定を受けた不動産取引情報提供サイトに物件情報を登録します。
その登録された物件情報についてはどこの不動産会社へも、同条件で情報提供されることになります。
重要なのは、不動産業者に任せた際の宣伝方法や内覧対応などです。
いかに、物件を魅力的に宣伝してくれるかが大切です。
販売活動としてどんなことをしてくれるのか、どんなサービスがあるのかなどを各社に詳しく確認すると良いでしょう。
たくさん質問をして、知識や経験が豊富かを見極めるのも「良い不動産会社」を見つける為には大切です。
一般的には売却の準備を始めてから、引き渡しまで約6ヶ月かかると言われています。
次に住む物件の購入が決まっている方は、売却までのスケジュールを不動産会社に伝えておきましょう。
売却活動を始める
媒介契約を結ぶと、いよいよ売却活動がスタートします。
売却活動の目的は、多くの購入希望者を集め、より早く、より希望に近い価格で家を売却することです。
不動産会社はさまざまな方法で家を宣伝し、購入希望者を集めます。
実際に売れるかどうかは、家の「内覧」が大きく影響するでしょう。
内覧時の印象はとても大切なので、生活感を出さないために、不用品をトランクルームに預けたり、クリーニング業者を頼むという手もあります。
キッチン・洗面所・バスルームなどの水廻りは清潔感が特に重要な場所です。
照明を少し明るいものに変えるなどの工夫をして、購入への気持ちを高めましょう。
売買契約・物件引き渡し
売買契約までに、買主側から値下げ交渉を受けることもあります。
買主側としては購入の意思があり値下げの交渉をするので、ご自身が納得できる範囲で譲歩することで素早く売却をすることができます。
売買契約は最終段階となりますので、慎重に条件などを再確認したうえで契約を締結しましょう。
決済方法には2種類あり、「銀行振り込み」か「現金手渡し」にて支払われます。
家の売却代金は売買契約時と引き渡し時の2回に分けて受け取るのが一般的。
売買契約時には、手付金として売買代金の5~10%程度をもらい、残りは引き渡し時に受け取ることになります。
まとめ
家の売却をする際、やはり重要なのは不動産会社選び。
そして良い不動産会社と出会う為には、複数の不動産会社を比較する必要があります。
媒介契約(仲介をしてもらうための契約)をしてから、実際に売買契約を結ぶまで不動産会社と二人三脚で活動することになりますのでご自身が納得して任せられる不動産会社・担当者を選びましょう。
まずは、無料でできる不動産の一括査定をして、複数の不動産会社からご自身の家の価値を聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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