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ハウスメーカーで建てた家は売れやすい?

ハウスメーカーで建てた家は、高い品質、デザイン性、そして充実したサービスによって、中古市場でも高い評価を得ています。しかし、すべてのハウスメーカーが同じように高い評価を得ているわけではありません。

ハウスメーカーで家を建てるとどのような特徴があるのでしょうか。

ハウスメーカーとは

ハウスメーカーとは、一戸建て住宅の設計から施工、そしてアフターメンテナンスまでを一貫して行う会社です。

規格住宅と注文住宅のどちらか、あるいは両方を取り扱っており、地域密着型から全国展開型まで、その規模や特徴は様々です。以下が代表的なハウスメーカーです。

  • 積水ハウス
  • セキスイハイム
  • ミサワホーム
  • 住友林業
  • 大和ハウス工業
  • ヘーベルハウス
  • 木下工務店
  • パナソニックホームズ
  • トヨタホーム
  • 三井ホーム
  • 一条工務店
  • タマホーム

ハウスメーカーで建てた家が売却しやすいのは本当?

ハウスメーカーで建てた家は以下のような特徴があります。

品質の高さ

ハウスメーカーで建てられた家は、一般的に耐震性、断熱性、耐久性など、住宅性能が高いことが特徴です。これらの高い性能は、住宅の価値を向上させ、売却時の価格にも大きく影響します。

例えば、住宅ローン控除の適用や、光熱費の削減など、購入者にとってのメリットが大きいため、周辺相場よりも高値で売却できる可能性が高まります。

ハウスメーカーは、最新の技術や設備を取り入れることで、住宅の性能をさらに高めています。耐震性に関しても、建築基準法の「新耐震基準」をクリアしていることはもちろん、さらなる安全性を追求した構造を採用している場合もあります。また、断熱材や窓の性能を向上させることで、冷暖房費を抑え、快適な住環境を実現しています。

さらに、省エネ性能が高い住宅は、環境にも優しいという点が評価され、近年ますます注目されています。光熱費の削減実績を数値で示すことで、購入希望者に具体的なメリットをアピールできます。

優れたデザイン性

ハウスメーカーは、住宅の設計、デザイン、性能向上など、それぞれの分野を専門とするプロフェッショナルが分業体制で取り組むことで、高品質な住宅を提供しています。

担当部門や部署が細分化されているため、家のデザインや設計は、専門のデザイナーや設計士が担当します。そのため、ハウスメーカーが建てる家は、単に見た目が美しいだけでなく、住む人の生活動線やライフスタイルに合わせた、機能的で快適な空間を実現しています。

例えば、家族構成や敷地面積、ライフスタイルといった、お客様の多様なニーズに合わせて、最適な間取りやデザインを提案することができます。また、最新の建築技術や素材を取り入れることで、高い耐久性や耐震性、断熱性などを実現し、快適で安全な住まいを提供します。

さらには、デザイン性と機能性を両立させることを目指しています。トレンドを取り入れたスタイリッシュなデザインでありながら、住宅性能をしっかりと担保し、住む人に長く愛されるような住宅を提供します。

アフターメンテナンス

住宅の寿命は、建物の構造や素材だけでなく、建てた後のメンテナンスの質によっても大きく左右されます。そのため、アフターメンテナンスの充実度をしっかりと見極めることが重要です。

アフターメンテナンスとは、住宅を引き渡した後に行われる定期的な点検や、不具合が発生した場合の修理対応などを指します。ハウスメーカーによっては、点検の頻度や内容、保証期間などが異なり、これらのサービスの充実度は、住宅の価値を長期的に維持するために不可欠です。

特に、定期的な点検は、建物の状態を早期に把握し、小さな問題を大きなトラブルに発展させないために非常に重要です。また、不具合が発生した場合には、迅速かつ適切な対応を受けることができるため、安心して住み続けることができます。

アフターメンテナンスが充実しているハウスメーカーの住宅は、購入者にとって安心感につながり、売却時にも高値で取引される可能性が高まります。これは、住宅の長期的な価値を裏付ける証であり、購入者にとって大きなメリットとなります。

さらに、ハウスメーカーによっては、点検保証を設けている場合があります。点検保証とは、一定期間内であれば、定期点検を無料で受けられるという制度です。この点検保証は、住宅の価値を保つ上で非常に有効ですが、多くの場合、売却時には買主へ継承されません。そのため、売却を検討している場合は、事前にハウスメーカーに確認し、点検保証の有無や内容についてしっかりと理解しておくことが大切です。

ハウスメーカー以外でも高値が付くポイントは?

先述した特徴があれば売却しやすくなりますが、ハウスメーカーでなくても以下のような要素があれば高値がつけられる可能性もあります。

  • 立地や環境が良い
  • 建物構造
  • リフォームしているか

立地や環境が良い

最寄り駅に近いことや周辺環境の良い家は、高い不動産価値を持つ傾向があります。これは、静かで安全な暮らし、生活に必要な施設の近接性など、住む人の生活の質を大きく向上させる要素が揃っているためです。

建物構造

ハウスメーカーで建てられた家の査定において、建物の構造や工法は、査定額に大きく影響する重要な要素です。

構造とは、建物を構成する主要な材料の種類を指し、木造、2×4工法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などが代表的です。これらの構造は、建物の耐久性、耐火性、耐震性などに大きく関わっており、それぞれの特性が建物の価値を左右します。

木造住宅は、日本の伝統的な建築様式で、自然素材の温もりと設計の自由度が魅力です。しかし、耐震性や耐久性においては、鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造に劣ることがあり、シロアリ被害など、適切なメンテナンスが不可欠です。

2×4工法は、2インチ×4インチの木材を主な材料とし、壁や床といった面で家を支える構造が特徴です。規格化された部材と簡単な接合方法により、品質が安定し、工期が短縮できるというメリットがあります。また地震などの外力に対して強固であり、耐震性に優れているという特徴も持ち合わせています。

鉄骨造は、木造軸組工法と同様に柱と梁で家を支える工法ですが、その材料が木材ではなく鉄骨である点が大きな特徴です。薄い鋼材を組み合わせて骨組みを作り、ブレースと呼ばれる斜めの部材で補強することで、横からの力に強い構造を実現しています。
耐火性に優れ、耐久性が高く、長期間にわたって住宅の価値を維持できるという特徴があります。

鉄筋コンクリート造は、耐火性、耐震性、耐久性、遮音性など、総合的な性能が高く、安心して暮らすことができる住環境を提供します。このため、多くの建物に採用されていますが、施工期間が長くなる傾向があるなど、注意すべき点もあります。

これらの構造の特性は、建物の耐用年数にも大きく影響します。耐用年数とは、税法上、資産価値がなくなる期間のことですが、建物の耐久性の目安ともなります。一般的に、耐用年数が長い構造の建物は、高い査定額が期待できます。

このように、構造は、建物の性能だけでなく、購入者のニーズや価値観にも深く関わっています。売却時には、建物の構造をしっかりとアピールし、購入者にそのメリットを理解してもらうことが大切です。

リフォームしているかどうか

リフォームは、住まいの快適性を高めるだけでなく、売却価格にも影響を与える可能性があります。築年数が浅い物件のように、すぐに住める状態を好む購入者にとっては、リフォーム済みの物件は魅力的です。しかし、中古物件を自身でリフォームしたいと考えている購入者も多いため、リフォーム済みの物件が必ずしも高値で売れるとは限りません

住宅は経年劣化が避けられないため、定期的なメンテナンスは必要です。特に水回りや内装は、経年劣化が顕著に表れる部分です。リフォームは、これらの劣化部分を修復し、住宅の価値を維持・向上させる効果が期待できます。ただし、リフォームを行う際は、既存の住宅との調和を重視し、ハウスメーカーのリフォームサービスなどを利用することで、統一感のある仕上がりを目指すことが大切です。

売却時の査定額は、リフォームの内容や時期によって異なります。リフォーム後10年以上経過している場合は、査定額にほとんど影響を与えない可能性があります。一方で、屋根や外壁、水回りなど、大規模なリフォームであれば、査定額に上乗せされるケースも考えられます。不動産会社に査定を依頼する際には、リフォームの詳細な内容を伝えることで、より正確な査定額を算出してもらうことができます。

売却目的でリフォームを行う場合は、費用対効果をしっかりと検討することが重要です。リフォーム費用が売却価格の上昇額を上回ってしまう可能性も考えられるため、安易にリフォームを行うことは避けましょう。

まずは不動産会社に相談し、適切なリフォーム計画を立てることをおすすめします。

まとめ

ハウスメーカーの住宅は、一般的に高値で売却しやすい傾向がありますが、売却価格を左右する要因は多岐にわたります。物件の特性を理解し、適切な売却戦略を立てることで、より良い結果が得られるでしょう。

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