一般的には、戸建てよりマンションの方が売れやすいとされていますが、マンションと違い自由度の高さや維持費の安さなど魅力的な要素をたくさんもっている戸建て住宅。
この記事では、建築されてから5年以内の築浅戸建て物件の売却を考えている方に、より高値で売るためのポイントなどお伝えしていきます。
目次
築5年の物件の売却はスピードが大事
一戸建ての建物自体の価値は築年数とともに下がり、土地の価値は年数に関係なく地価によって上下するといわれています。
グラフから、築15年あたりまで1年で約5%ずつ価値が下落しており、築20年でほぼゼロになっているのがわかります。
また、一戸建ての耐用年数は、建物の構造や材質によって異なりますが、木造では22年、鉄筋コンクリート造では47年と定められています。
築浅物件の需要
コロナ禍の影響で、自宅で過ごす時間が増えたことや、広いスペースを求める人が増えたことで一戸建てに注目が集まり、築浅戸建ては新築に比べて価格がおさえられ、設備や内装はまだ新しいという点から需要は多いといえます。
そのため、少しでも高く売却したい場合は築5年以内に売却できるよう検討しましょう。
売却時に気を付けたいポイント
ほかの物件と差をつける
一度は人の手に渡った中古物件、売り手としては多少の傷や汚れがあっても影響はないだろうと思うかもしれません。ですが買い手にとっては築浅とはいえほぼ新築と同程度の綺麗さを求めている現状もあります。
部屋が汚い、散らかっているなどは内覧時の購入意欲を下げる原因となります。
しつこい汚れはハウスクリーニングを依頼したり、ホームステージングを利用するのも手です。ホームステージングとは、モデルルームのように内装をコーディネートし、物件の魅力を生かす手法のことです。プロの力を借りれば早期売却につながりやすくなります。
またエアコンなどの設備は設置代がかかるため、なるべく残していくほうがプラスの要素としてアピールできるでしょう。
売れる時期を狙って売却活動をする
新生活がスタートする前の2月~3月が一年を通していちばん需要が高い時期とされています。そして実際には売る決断をしてから買い手が見つかり、最終的な決済がおわるまで半年ほどかかるといわれています。そのため、市場が活発になる半年前の秋口頃から準備するのがよいでしょう。
適正価格を調べる
相場よりも高値の設定にすれば売れるまでに時間がかかり、逆に低すぎると損をしてしまいます。周辺エリアの相場である適正価格を調べるために以下の2つをおさえましょう。
■不動産ポータルサイトで現在売り出されてる同じような条件の物件売却価格を確認する
■レインズマーケットインフォメーションを利用して過去の成約価格を確認する
損をせず、売却活動に時間をかけないためにも、適正価格を把握しておくことは重要です。
早く売りたい場合は不動産買取を依頼する
不動産会社が直接物件を購入する不動産買取は、資金計画が立てやすい、仲介手数料がかからない、早期に現金化できるといったメリットがあります。ただし、相場よりも価格が1~2割安くなるため、特に急いでなければまずは仲介を検討するのがいいでしょう。
まとめ
築浅物件を損をせずに売却するためには、適正価格を知り、周辺地域の不動産の売却相場をしっかりと調べることが大切です。そして査定の依頼は、複数の不動産会社に依頼することが重要です。戸建てに特化した会社や地域に強い会社、戸建ての買取希望者を抱えている会社など不動産会社によって専門分野はさまざまあります。
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