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買ったばかりの家を売る時の注意点・損をせずに家を売る方法

買ったばかりの家を売る時、多くの場合は買った時よりも安く売れるため損をすることがほとんどです。

しかし「買ったばかりの家を売りたい」と考えている方は、どうしても売りたい・売らなければならない理由を抱えている方が少なくないでしょう。

では、できるだけ損をせずに家を売るにはどうしたら良いのでしょうか?

この記事では、家を買ったばかりだけど売りたいという方のために”家を売る時の注意点”や”できるだけ損をせずに売る方法”について解説していきます。

ぜひ、家を売るご参考にしてください。

買ったばかりの家を売ると損をする?

ほとんどの場合、買ったばかりの家を売ると、買った時の金額よりも安く売却することになります。

特に新築の場合は、いわゆる「新築プレミアム」という付加価値がついているため価値が高いですが、一度住んでしまうとどんなに短期間でも新築として売りに出すことはできません。
そのため築浅でも、一度住んだ物件は、購入時より価格が下がることを覚悟しなければないでしょう。

家は購入してからどんどん価値が下がっていく

家を売買するときの価格は、『土地の価格+建物の価格』で決まり、建物の価格は、年数が経つごとに下落していきます。

築年数による価格査定の例

まずは家の資産価値が、築年数によってどれくらい変化するかをご紹介していきます。

国土交通省のデータを元に作成

例えば3,000万円の戸建てを購入した場合、築2年で2,850万円築5年で2,160万円と価格が推移していきます。

築年数価格下落率(戸建て)
0年3,000万円
2年2,850万円−11%
5年2,160万円−29%
10年1,350万円−55%
20年480万円−84%
25年360万円−88%

ただし、上記はあくまで価格査定を受けた時の例となっており、基準の100となっている数値は建物のみの価値を基準にしていると考えられます。
新築で家を建てた方は設計料や諸費用などを支払ったかと思いますが、その金額は査定の目安に一切含まれないので注意しましょう。

マイナス金額の捉え方

買ったばかりの家を売るときは、購入金額より売却金額が低くなってしまうがほとんど。
しかし考え方によっては、売却で発生するマイナス金額」が「賃貸を借りる家賃」よりも小さければ損ではない という捉え方もできます。

きっと今の家を購入していなければ、どこかで賃貸を借りて住んでいたでしょう。
今の家に2年ほど住んでいたのであれば、2年分の家賃くらいの金額は損ではないという考え方もできます。

買ったばかりの家を売って得をするケース

買ったばかりの家を売ると「損をしてしまうことがほとんど」とお伝えしましたが、中には売却で得をするケースもあるのでご紹介します。

中古物件を安く購入していた場合

そもそも中古物件を金額交渉などで安く購入していた場合は、同等の金額または少し高く売れる可能性があります。
中古物件は購入時の金額が「土地の価格+建物の価格」ですので、同じように売れる可能性が高いです。

新築で売却

建ててから一度も入居していない」「工事完了から1年以内」なら新築として売ることができます
その場合は、少しでも早く売りに出すことで損をせずに売れる可能性があるでしょう。

人気・注目を集めている地域

人気や注目を集めている地域は、住みたい人が増え需要が上がります。
住みたい街ランキングで急上昇」など、話題になった地域は少し高くても売れやすくなります

近隣環境の変化があった

・近隣にレジャー施設ができた
・大型ショッピングセンターができた
・近くに駅が建設された
こういった場合は、土地の価格が上がるため、購入時よりも売却価格が上がるケースが多いです。

買ったばかりの家を売る時の注意点

買ったばかりの家を売るときには、いくつか注意点があるので押さえておきましょう。

住宅ローンの残債に注意しよう

買ったばかりの家を売る時、注意が必要なのは「住宅ローン」の存在です。
住宅ローンが残っていると、その家には「抵当権」がついているため、住宅ローンを完済して「抵当権」を抹消する必要があります。

関連記事⇨【マンション売却の流れ】ローンが残っている時はどうする?

家を売却した金額が住宅ローンを上回る場合は問題ありません。

売却金額>住宅ローン残債」⇨家を売ったお金で返済可能◎

家を売却した金額が住宅ローンを下回る場合は、返済のため持ち出しが必要。

売却金額<住宅ローン残債」⇨差額を現金で支払う必要あり
(または住み替えで新たな住宅ローンに組み込むことも場合によっては可能)

いずれの場合にせよ、まずは家がいくらで売れるかが重要になります。
家がいくらで売れるか?は不動産会社の査定を受けることで知ることができますので、家を売ろうか悩んでいる方はまずは不動産会社の査定を受けることから始めましょう。

家を売るにも費用がかかる

家や土地など不動産を売却するには、仲介手数料や抵当権抹消費用などの費用がかかります。
それらを差し引いて、”手元にいくら残るか”を計算しなければ正しい資金計画を立てることは困難です。

家を売るときにかかる費用の目安は、売却金額の5〜7%程度と言われています。しかしいくらで売れるかわからなければ計算をすることも難しいでしょう。

資金計画を立てるためには、まずは不動産会社の査定を受けてみることをおすすめします。

関連記事⇨不動産売却にはいくらかかる?費用の目安と節税方法をご紹介

住み替え時の費用がかかる

家を売る理由にもよりますが、次に住む家を新たに用意する方がほとんどでしょう。
新たな家を「賃貸」で借りるのか「購入」するのかでもかかる費用が大きく変わります。
さらにほとんどの場合は、家を売ってから新たな家に住むまでの仮住まいの費用も必要となります。

できるだけ損をせずに買ったばかりの家を売る方法

家を買ってすぐに売る場合、損をすることが多いと解説してきましたが、不動産売却はケースバイケース
他の家を売った方の事例が、ご自身の家を売る事例に必ずしも当てはまるとは限りません。

家には定価がないため、プロでも正確な値付けが難しいとされています。
そのため、ご自身の家の価値を知るためには複数の不動産会社へ意見を聞いてみる必要があります。

まずは家の価値を知り、なるべく早く行動しよう

家を売ろうかどうか悩んでいる方は、まずは家の価値を知るために不動産会社へ査定依頼をしてみましょう。
査定のみの場合、費用は一切かかりません。
最近では、インターネット上やメールから気軽に査定依頼ができるので非常に便利です。

さらに”損をせずに家を売る”ためには、なるべく早く行動するということも重要。

一般的に家を売るのに必要とされている期間は、最短でも3ヶ月ほどです。(不動産会社の買取を利用する場合は1ヶ月以内ですが売却金額は安くなる)
建物の価値は時間が経過するごとに下落していくため、早く行動に移すことで価値を維持した状態で家を売ることが可能になります。

複数の不動産会社へ査定を依頼

実際に不動産会社の査定を依頼してみるとわかるのですが、査定価格は各社違います
家の価格は金額が大きいため、差額が数百万円になることも珍しくありません

ある不動産会社は2,900万円の査定だったけど、他の不動産会社へ査定を依頼したら3,000万円だった」ということも往々にしてあります。

また依頼する不動産会社によって、対応や集客方法などにも違いがありますので、いくつかの不動産会社を比較してみることは大切です。
数十社比較する必要はありませんが、最低でも3〜5社ほど簡単な査定を受けてみると良いでしょう。

例えば、当社一括査定サイト「査定之助」を利用して査定依頼をすると、
一度の情報入力で最大5社から見積もりが届き、その中から見積もり金額を比較して、気に入った不動産会社を選ぶことができます。
信頼ある不動産業者のみと提携をしているため、悪質業者から連絡が来る心配もありません。
60秒ほどの簡単な情報入力で簡易査定ができるため、一度査定をしてみてはいかがでしょうか。

Q&A|買ったばかりの家を売るときによくある質問

買ったばかりの家を売るときによくある質問をご紹介します。

買った価格より高く売れる場合はある?

はい、あります。
中古物件で購入した物件の場合、購入時と変わらない価格またはそれ以上で売れる可能性があります。
主に立地や周辺環境などが影響しますが、不動産会社の査定を受けてみることで現状でのリアルな価値を知ることができるでしょう。

買ったばかりの家を売ると理由を聞かれる?

理由を聞かれることは多いでしょう。
「家庭の事情」や「物件が合わなかった」など様々な理由で、買ったばかりの家を売りたいと考える方は意外といらっしゃいます。
買う側としても、「どうして買ったばかりの家を売るんだろう?」「もしかして欠陥住宅?」など疑問に思い質問される方も多いです。
質問されたときに、返答ができるように売る理由を整理しておきましょう。

買ったばかりの家を売る場合、手元にお金は残る?

家を売る値段が、手数料や諸費用などの合計と住宅ローンの残債以上で売れれば、残金が手元に残ります。

■売却金額 > 住宅ローン+売却手数料 ⇨手元にお金が残る

■売却金額 < 住宅ローン+売却手数料 ⇨手元にお金が残らない

基本的に家を売却した金額は、ローン返済に充てる必要があります。
なぜなら売却にあたり、「抵当権」を抹消する必要があるからです。

正確な資金計画を立てるためには、不動産会社へ家の査定を依頼しましょう。

まとめ

買ったばかりの家を売る場合、買った時よりも安く売れることがほとんどです。
できるだけ損をせずに売るためには、いくつかの不動産会社へ査定を依頼し、早めに売却を進めましょう。

買ったばかりの家を売る時の注意点
・住宅ローンの残債に注意
・家を売るときの費用を計算
・住み替え時の費用も考慮しよう

できるだけ損をせずに買ったばかりの家を売る方法
・まずは家の価値を知り、早めに行動
・複数の不動産会社へ査定を依頼し比較する

家の売却はケースバイケースなため、まずはご自身の家に現在どれくらいの価値があるかを知ることが重要です。
不動産会社の査定を受けることで、現在の資産価値を知ることができます。
査定を依頼する際には、ぜひ複数の不動産会社へ査定を依頼し比較してみましょう。

この記事があなたの家の売却に役立てば幸いです。